星と珈琲と徒然帳

日々感じたことを徒然なるままに書いています。

風の時代とは言うけれど

夫が急逝してから、半年が経ちました。

今日あった出来事を話す人がいないということは、こんなに寂しいとは知りませんでした。

夫は商売をしていて、私もそれを手伝っていましたから、その商売を畳んでしまったので、私は今無職です。

良く言えば、何色にも染まっていない、言わば自由なんです。

よく、今は変化の時代だとか、風の時代で大変化の時だと言われていますけど、もう少し、寂しくない形でそれを迎えたかったなぁ…。

とにかく半年前には想像もしていなかった現実が、私の目の前には広がっています。

「宇宙はとてつもなく素晴らしいことを起こしてくれる」

ひすいこたろうさんのYouTubeで拝見した言葉です。ひとまず、この言葉を唱えながら、前に進んでみようと思います。

夫も私も完璧じゃないから

夫の仕事を手伝って、一緒に仕事をして早20年。

夫は仕事中、ストレスを感じるポイントがあって、その事が起こってしまうと、

とたんにイライラしてしまいます。

さすがに20年もの間ずっとこの調子だと、私も嫌気がさしてしまって、

今まで何度離婚したいと思ったかわかりません。

それに、普段の生活でも私の話は聞いていなくて、

自分の話ばかりだし、うわの空で私が返事をすれば不機嫌になります。

・・・と、こんなふうに、夫の嫌な部分だけ切り取って考えてしまうと、

離婚じゃ!!と、なってしまいやすい。

いやいや、ダメな面ばかりじゃないはず・・・と、フラットな気持ちになって

考えてみると、いいところ、いっぱいあります。

時々カレー作ってくれるし、日曜は徹底的にお風呂掃除してくれるし、

子供の学校や塾の送迎もしてくれるし、真面目に仕事しているし、

・・・。ありすぎます。この他にもいろいろ。

私だってダメな所あるし、なのに、もし夫が、私のダメな所だけに注目して、

いい所を全然見ないで、離婚だ、なんて言い出したら、すごく悲しいし腹立たしい。

私も夫も、完璧じゃないけど、毎日真面目に一生懸命やってる。

だからこれからも夫と一緒にがんばろう、と思います。

ちょっとした、たくらみ

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15年くらい前の写真です。

こんなにちっちゃかった子供たちも、二人ともあと二年もすれば、

家を出て巣立って行きます。

そうなれば家には、大人ばかりになっちゃって、

ものすごくつまらなくなるに決まっています。

今から私は、つまらなくならないように、密かに準備をしようと思っています。

平日は仕事があるので、

つまらなくなるであろう日曜日に、ちょっとした副業?アルバイト?

をしてみようかと。

うまく行くかはわからないけど、失敗してもダメでもともと!

100年後にはみんな死んじゃってる!と開き直って、

チャレンジしてみようかなーと考えています。

旦那にバレないようにできるかしらん・・・?

 

 

神様は私達を、見てる…?

一年前、友人と夕食へ行った時、

その友人が会社の上司に随分酷くいびられていて、

友人は心身供に相当弱っていて、

食欲も無いようで、やはり様子が、いつもの友人とは違っていて、

できるだけ励ますことしかできず、そのあともずっと、

彼女のことが気掛かりで過ごしていました。

最近また彼女を誘って、ご飯を食べに行きました。

あのあと、仕事どうなった?

と聞くと、彼女の口から、信じられない話が飛び出したのです。

一年前私に、上司からいびられている話をしたすぐ後に、

その上司にガンが見つかり、しばらく会社を休んだ後、彼女とは

違う部署へ移動になった、ということでした。

きっと、たまたまだったのだとは思います。

だけど私には、どうしてもあの言葉が頭のなかに浮かんでしまいます。

「罰が当たったんだ…。」

神様って、どこにいるのかも、本当にいるのかもわからないけど、

今回のことはどうしても、神様が見ていたように思えます。

とにかく、彼女がいつもの明るさを取り戻していて、

本当に良かったです。上司の方も、命に別状なかった様ですし。

今回のことで、その上司の方も、優しい心を取り戻せたらいいなぁ…。

毎日の料理の苦痛を、ひとまず乗り越えた話

私は料理が嫌いです。

毎日作っているのに、一向に上手くならないし、

第一面倒くさいし、足は静脈瘤なので、長く立っていると

足が死にそうなくらい辛くなるしで、毎晩地獄のような心持で台所に向かいます。

拷問です。

かといって、私以外、料理を作る人もいないので、

家族も腹を空かせて茶の間でごろごろしているので、

作るしかありません。

あまりにストレスで、作っているうちにイライラが最高潮になり、

夕飯を食べる頃には、不機嫌で仕方なくなります。

これが毎日なので、さすがに私も耐えられなくなり、

ある日旦那に、今まで言ったことのない思いのたけをぶつけました。

ぶつけなければ、どうにかなりそうな位、料理ストレスに押し潰されそうでした。

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思い出しただけで重い気分になったので、愛するポニョの写真で癒されたくて、急にポニョで失礼します。

 

そうこうしているうちに、ただただ苦しんでるだけじゃ、進歩がないじゃん!と思い、

同じように苦しんでいる方がきっといる、と、ネットで色々見てみました。

やっぱりいらっしゃいました。

そしてその方に、解決方法として返事をなさっている方の文章を拝見しているうちに、

私は恥ずかしくて仕方なくなってしまったのです。

「作った料理を食べてくれ家族がいることは、とても幸せなこと。」

という言葉に、頭を叩かれたような気持になりました。

美味しかろうが不味かろうが、それ以前に、愛情なのだ・・・。

私には、この愛情が全く欠けていた・・・。

恥ずかしかったです。

ただイライラしながら作った料理を食べさせられていた家族に、申し訳なくて、

謝りたい気分でした。

結局、私も、イライラしながらも、毎日料理をしていたのは、

心の奥の奥で、手作りの料理で家族に健康でいてほしい、という思いがあったから、

ということにも気付きました。

今は、その「愛情」という部分を忘れなければ、少々手を抜いてもいいよね!

という感じで、少し肩の力が抜けて、楽になりました。

辛い気持ちにがっちり向き合って、もがき苦しんで、ひとまず乗り越えられました。

 

自分だけの魔法の言葉

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意図せず、その時の自分を救ってくれるような言葉が、

ふっと頭の中に浮かんでくる日が、ごくたまにあります。

それは朝であることがほとんどです。

今朝もそうでした。

「昨日はあの人に、きつい事を言ってしまったのではないか、

 私は冷たかったかもしれない。」

と思ってしまうような出来事があったので、一晩悩んでいたのです。

そして、今朝、その言葉が不意に頭に浮かび、私は平常心を取り戻せました。

その言葉は、今は天国にいる祖母が、

私の小さな頃に事あるごとにかけてくれていた言葉で、

最近の私はそれをすっかり忘れていました。

「ああ、そうだよね。その通りだね、ばばちゃん。ありがとう。」

と、心の中で祖母に言いました。

どんな言葉かは、私の中で大切にしたいので、ここには書きませんが、

愛のある言葉が人の心を救うことができるのなら、

私もなるべく、そんな温かい言葉を発していたい。

そう思った朝でした。

江口ともみさんのもぐたろうに寄せて

何年か前にテレビで、タレントの江口ともみさんが、もぐらのぬいぐるみの

「もぐたろう」を、とても大切にされている様子を拝見しました。

もぐたろうが行方不明になった時の江口さんは泣いてらして、

当時の私は、「とても知的な方なのに、命のない物体にこんなに感情移入するなんて、

なんて不思議なんだろう・・・。」

と正直思いました。

しかし、ひょんなことから私のもとに、「崖の上のポニョ」の金魚みたいな状態の

ポニョが来まして、ものすごくかわいくて、ポニョを抱っこするだけでストレスが

半減するほど、たまらなく大切な存在になったのです。

あまりにかわいいので、写真まで撮る始末。

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やばいです。かわいすぎます。

それで私は、この江口さんの一件で、こんなことに気付きました。

いくら今現在、理解不能な誰かの行動や考え方があったとしても、頭から否定せずに

「そんな世界もあるのだね・・・。」という姿勢でいたい、と。

だって私がぬいぐるみに、こんなに感情移入する日が来ようとは、自分自身ですら

分からなかったのだから。

温かい目で世界を見る大切さに気付かせてくれた、とても素敵で透き通った江口さんの心に感謝します。